旧芝離宮恩賜庭園2006.04.01 旧芝離宮恩賜庭園 小石川後楽園とともに、今に残る最も古い大名庭園のひとつです。典型的な「回遊式泉水庭園」で、池を中心にした池割と石割は秀逸です。この地はかつて海面でしたが明暦(1655~1658年)の頃に埋め立てられ、延宝6(1678)年に老中・大久保忠朝の邸地となりました。忠朝は上屋敷を建てる際に、藩地の小田原から庭師を呼び寄せて作庭し、これを「楽壽園」と命名しました。 その後、数氏を経て、幕末には紀州徳川家の芝御屋敷となりました。明治4(1871)年に有栖川宮家のものになりましたが、同8(1875)年に宮内省がこれを買いあげ、翌年に芝離宮となりました。大正12(1923)年の関東大震災によって、建物と樹木のほとんどが焼失しましたが、翌13(1924)年1月、昭和天皇の御成婚記念として東京市(都)に下賜され、庭園の復旧と整備を施して、同年4月に一般公開されました。昭和54(1979)年6月に国の名勝に指定されています。 ■開 園 年 月 日 大正13(1924)年4月20日 ■開 園 面 積 43,070.53m2 ■樹 木 数 高木:1,929本 低木:3,059株+652m2 芝生:5,453m2 ■主 な 植 物 クロマツ、クスノキ、サツキ、タブノキ、ハナショウブ、キキョウ、インドハマユウ、フジ、ツワブキ、ヒガンバナ ■野 鳥 留鳥:サギ、カルガモ等 渡り鳥:キンクロハジロ、オナガガモ、ホシハジロ等 ■開 園 時 間 午前9時 ~ 午後5時(入園は午後4時30分まで) ■休 園 日 年末年始(12/29~1/3)※イベント開催期間などで時間延長が行われる場合もあり。 ■入 園 料 一般 150円 65歳以上 70円(小学生以下及びとない在住・在学の中学生は無料) ■所 在 地 〒150-0022 東京都港区海岸1-4-1 ■交 通 の ご 案 内 <電車> JR「浜松町」駅北口下車 徒歩1分 都営地下鉄浅草線・大江戸線「大門」駅下車 徒歩5分 ゆりかもめ「竹芝」駅下車 徒歩10分 ※駐車場なし |